今日も暑い一日になりました。
今日は、少し自宅寄り・・以前に入口を確認した「
磯子旧道」を中心に往時の海岸線を歩きました。
自宅を早朝に出て、
京浜急行の
弘明寺駅口から蒔田を経て、岡村に抜けます。
磯子旧道から16号線を歩き、富岡が本日の終点です。
本日の始点です。
弘明寺口のバス停前、正面は以前にご紹介した古道です。今日は写真を右手前側に歩きます。ここ、旧引越村から井土ヶ谷方面に延びる古道は主に二本。その南側の古道が本日のルートです。
と・・その前に、蒔田橋の手前を左に曲がります。
井土ヶ谷事件跡です。
この道標の左側を
弘明寺道、道標の前を横に通る道は北に行くと
保土ヶ谷(北向き地蔵)、南に行くと鎌倉への道(金沢道)です。
蒔田を抜け、一旦以前に歩いた中村橋まで行って折り返します。そして、岡村へ抜ける道を登っていきます。
この道は迅速測図では
村道ではありませんが、極力初めての道を歩きたい!思いで急遽採用。「駄獣をトオセシムベキ小径」です。
迅速測図によれば、この旧道の右側は往時の海岸線です。左側の大通りは
国道16号線です。
旧道はJR
磯子駅の手前で16号線に合流、しばらくは4車線の道を行きます。途中、大木があったりすると、
庚申塔などがないか?と探しますが、単調なウォーキングが続きます。
神社の拝殿前にあるこの
狛犬は背中に銘があること(元禄五年)、獅子の形をとっていないことで非常に珍しいものだとの説明がありました。
この辺りは江戸時代に「杉田梅林」という名勝地であったとのことです。
天正年間に領主間宮信繁によって梅の植木が奨励され、その後
元禄時代には3万本もの梅木があったそうです。
金沢八景へ向う途上での名勝地として、多くの人々が訪れたとのことです。
先週の
浦賀道もそうでしたが、今回も富岡に抜ける道は山越えになりました。もちろん、16号線はトンネルを行くのですが、往時の道は山を越えます。
尾根から歩いてきた道を振り返ってみました。急坂ぶりがわかると思います。
でも・・この先(背中側)でトレースは出来なくなります。
造成された宅地と
富岡総合公園に行く手を阻まれました。一旦16号線に迂回します。
で・・本来ならばここに繋がる。先に見える森が総合公園です。蛇行した道が古道の趣きを感じさせます。
ここから(背中側)は一気に下ります。
下りに取り付く道の傍らに
庚申塔がありました。
天明五年と刻まれています。
ときどきこのブログでご紹介するように、トレースをしていて、ホッとする瞬間です。お花が添えられていれば尚更。トレース道が間違っていなかったということも合わせて・・です。
途中、「芋観音」や
岸信介の書による「
孫文先生上陸の碑」などがあり、『歩いてみないとわからない』感たっぷりのトレースとなりました。
今日の終点です。
歩いた時間は約五時間・・やはり暑いさなかのウォーキングは早立ちに限ります。