弘明寺を中心に近場の歴史道散策です

今日は花冷え・・・
朝早くから近場の歴史道散策に出かけました。「弘明寺を中心に半径2キロの西半分」ってところでしょうか?
二週間前に自宅の近くに”武州相州国境道”と刻まれた庚申道標を発見。
武州相州の国境・・これまで、境木地蔵、戸塚カントリー倶楽部脇の都塚の道標。気になる存在でした。
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これが、自宅近くの庚申道標です。
「とつか道」・「武州相州国境の道」と刻まれています。
本日のスタート地点は弘明寺観音です。
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山門脇に「ほどがや道」と刻まれた碑が見えます。このブログではお馴染みになりました。
ここから、鎌倉古道の「弘明寺道」を歩きます。
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ほどなく、餅井坂に着きます。この坂もお馴染み・・訪れること数度。左側の坂が餅井坂で馬洗い橋を経て、鎌倉古道の中道に繋がる道。その手前には大岡川から日野川沿いに舞岡公園で鎌倉古道の中道に繋がる道が延びています。
桜が三分咲きです。
国境の道は探索者を悩ませるに十分な道です。
勝手に
 Ⅰ案・・南高校の手前から尾根道を行く道
 Ⅱ案・・餅井坂下から白山神社脇の宮坂を上り迂回して尾根道に出る道
と悩み、Ⅰ・Ⅱの折衷案(両方の碑を確認できる)を歩きました。
尾根道はこども医療センターの脇を勘九郎地蔵を経て、平戸桜木道路、国道一号線を越えて境木地蔵尊まで足を伸ばしました。
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国道一号線。手前は箱根駅伝で有名な権太坂(花の二区)です。左の坂上で古道は寸断。迂回せざるを得ません。
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境木地蔵尊です。この先の国境道は更に検証と探索が必要です。
道標や庚申塔の配置を検証したいと思います。
ここから、旧東海道を歩きます。旧東海道ウォーキングを逆行です。旧道の権太坂を下り、元町橋、保土ヶ谷一里塚跡を経て、金沢道との分岐です。
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写真左側に金沢道が延びています。
この分岐にも数回訪れましたが、時代の交差点を感じます。金沢道は鎌倉時代から江戸時代まで多くの人の往来がありました。鎌倉時代は幹道、江戸時代は金沢八景円海山信仰への道・・
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国道一号線を渡り、金沢道を行く道は急な登り坂です。岩名坂(いわなさか)と言います。石難坂と書かれたとも言われ、往時から急な山越えの道でした。
しばらく行くと、左側に御所台地蔵尊、右側に御所台の井があります。
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御所台の井です。
坂を登りきると北向地蔵があり、そこから一気に山を下り、井土ヶ谷駅に出ました。
今回の歴史道散策は
 ①弘明寺道(弘明寺~餅井坂)
 ②武相州国境の道(餅井坂~境木地蔵尊)・・これは更なる探求が必要
 ③旧東海道(境木地蔵尊~金沢道道標)
 ④金沢道(金沢道道標~井土ヶ谷駅)・・弘明寺道と同様
を歩いたことになります。
不明な点も多く、これからも探求をしていきたいと思います。
古道・・奥深いです。