大学の「個性」と「経営」

おはようございます。
昨日の日経朝刊の一面に名古屋大学岐阜大学の運営統合に関する記事が掲載されました。
二つの大学が一つの国立大学法人の傘下に入ることにより、運営・管理の共通化、教養課程の共通化、研究施設の共有などが図れることを念頭に、協議をはじめるとのことです。
2040年度には大学全体で約10万人分が入学定員過剰となる見込みでありながら、大学新設が相次ぎこの10年間で24校増えたとのことです。
また、私立大学の4割弱が定員割れ、4割の大学が2016年度の収支が赤字であったことにも触れられていました。
ご縁と環境をいただいて三つの大学にお世話になったy21です。もっとも最初の学習院大学は「親のすねかじり」学生でしたが、それでも三つの大学それぞれに個性があり、その個性と自身の研究(学習)テーマとの折り合いも含めて、とても“楽しい”経験をさせていただきました。
新聞の記事を読んで感じることはその“個性”に関する検討が無いことです。以前に京都大学の事例や地方でがんばる私立大学の事例に関する記事を目にしたことがありました。また、池上彰さんのコラム(月曜日の日経)からは、学生に考えさせる場を与え、それぞれの“個性”を表出させる取組み(ご自身の意識付け)は、とても興味深いものがあります。
「経営」と「個性(学び)」どちらかだけに偏ることのない協議(検討)をお願いしたいと思います。
4月からの法政大学でどのような“個性”に出会えるか?
とても楽しみに43日の入学式を迎えたいと思います。

では、これから群馬の草津温泉にいってきます。
お客さまを都内で7時にピックアップ、そろそろ出なくてはなりません・・・