「論文の生産性」のこと

おはようございます。
月曜日(4日)の日経5面(「企業」面)に大学の「論文の生産性」についての記事が掲載されていました。
日本の大学が研究力で苦戦しており、南洋理工大学シンガポール国立大学シンガポール)、香港市立大学・精華大学(中国)、ソウル大学(韓国)など、戦略分野を明確に打出し競争主義を徹底しているアジア勢に対して劣位となっている・・という内容でした。

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日経の調査に基づくものですが、200206年には100位以内に8校を数えた日本の大学ですが、10年後の201216年の調査では4校とアジア勢がその実力を大きく伸ばすなかで、相対的に地位が低下しているとのことです。
日本勢は東京大学94位(前回85位)を最高に、京都大学東北大学、東京工大が100位内、150位以内にはさらに13大学の大学が入っていますが、多くの大学で前回から順位を落としています。
4つある調査指数の1つ「研究の質」で上位にランクした信州大学の事例が掲載されていました。「大学として生き残るには特長を活かした選択と集中が欠かせない」というコメントも併せて紹介されていますが、どうしても“特長を活かした選択と集中”は理系分野・・ということになってしまっているようです。
法政大学は私立トップの112位、前回調査の155位から大きく順位を上げましたが、どのような研究が評価されたものなのか・・とても興味があります。