気が早い振り返り・・その③です。
様々な事情や背景をもって慶應通信にチャレンジしている方がおられます。
高校卒業後に就職し、改めて慶應通信で大学卒の資格(学士)をとり、キャリアパスの一助に・・とがんばって単位を積上げている方もおられました(ゼミ方式の卒論指導で席を並べたのですが、無事卒論が受理されそうだと連絡をいただきました)。
その点、私の慶應通信入塾動機といえば・・
2)歴史を勉強したかった
程度のものでした。
でも・・、いざ塾生となってみると単位取得に対する執着(もちろん勉強が前提)が出始め、4年で卒業!と自分と約束し進める一方で、相応に多忙な業務との両立・・
レポートのやりとりは中学生時代の「進研ゼミ」の添削指導のようでもあるし、テキストでの勉強も学生生活では普通のことです。それでも、しっかり「勉強を楽しむ」ことができた。というか、「楽しませて」もらった!という感じです。
入るのは簡単な慶應通信も卒業となると話は別・・初年度の夏期スクーリングで受講した、中国語(初級)の林先生は、最終日の試験後にこうおっしゃいました。
「この試験の結果次第ですが、これまでの授業の状況や音読(試験日の前半で行った)の出来からすると、3名にしか単位は出せません」
Aではありません・・単位!なのです。
受講者数は19人(だったと思います)。
先生は続けて
「この講義を終えた皆さんは「慶應で中国語を勉強した」ことになります。多分、そのように話しをされるでしょう。しかし、慶應としては皆さんのレベルで、たとえ、5日間といえども「慶應で勉強した」とは言ってほしくないのです。」
教室が凍りつきました。
でも、清々しさを感じたことも事実なのです。おかげさまで、3人の中に入ることができ、会社で中国語を少しかじっていたおかげで、苦手の語学でA評価をいただけました(実際は何人の方が単位取得されたかは?です)。
レポートの再提出や再試験で厳しさを痛感したことも数度、でも、この厳しさが慶應通信の醍醐味なのです。
9000人からの通信生が在籍しながら、毎年の卒業生が300人を下回ることからも、その姿勢が覗われます。
2011年の慶應通信の特別号には私が受講した中国語初級の様子が掲載されていました。
目白・・久しぶりに行ってみようかな?