中山道は今日も雪です!

昨日は木曽路の最終章・・・境川を渡り、木曽を抜けました。
洗馬の民宿にお世話になりました。
ご夫婦から「冬に中山道を歩く人ってまずいないよ!でも昔の人は冬でも往来していたんだよ。」
よくわかってらっしゃる・・元気を頂きました。
今年の冬は寒波到来でとても寒いです。が・・ご夫婦は「今年も暖かく、雪は少ないよ。暖かい日が多いから諏訪湖御神渡りも見られないよ。」
でも・・寒いです。
 
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洗馬宿を出て、善光寺道との追分を過ぎ・・一面の雪景色となった果樹園に挟まれた中山道を歩きます。
平出一里塚です。これは京に向って左側の塚。右側も現存しています。
市史跡です。
雪の降らない浜松育ちのy21は足下不如意。実は多くの史跡、特に興味のある石塔類を多く見逃してしまって
います。どうしても足下ばかり見て歩いてしまいます。
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塩尻宿の手前。大門地区では長屋門の改修工事が行われていました。
こうしてご先祖さまから伝わる古い建物をしっかりと守っておられます。頭が下がる思いです。
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国指定史跡の「堀内家住宅」です。
江戸時代の名主。重厚感ある建物です。塩尻から峠にかけては立派な門構えのお宅が沢山ありました。
少し古いお宅には必ず木製の門が見られます。
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塩尻宿を出て柿沢集落に入りました。
塩尻峠にむけて、なだらかな坂道が続きます。白と黒のコントラストが素敵な蔵を見つけました。雪の白さもあいまって趣があります。
中山道をご家族で歩かれた方のホームページを拝見したときに、塩尻峠からの下り(その方は江戸から京にむかって歩かれた)がだらだらと長く、京から下ってくる人は大変だろう・・と書かれていたことを思い出しました。
おまけにこの雪です。
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塩尻峠茶屋本陣の手前です。右側のお宅の先に”皇女和宮も休息された・・”茶屋本陣があります。峠の頂上まであと200mです。
昨日の鳥居峠は急峻な山道でしたが、塩尻峠はなだらかです。しかし積雪量は倍くらいあったでしょうか?
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塩尻市岡谷市の市境となっている塩尻峠の頂上から一機に下ってきました。
積雪は膝高まであり、ちょっとした”ラッセル”です。
”通行止め”とありますが、歩きは大丈夫なのでしょうか?y21の踏み跡が残りました。登山経験がそれなりに役立ち(?)ました。
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塩尻峠を下りきったところで諏訪盆地が眼前に広がります。
うっすらと諏訪湖が見えるでしょうか?
明らかに空気が違います。ピン!と張り詰めた冷たい空気に包まれます。本当に寒いです。木曽路~本山、洗馬、塩尻と宿場を歩いてきましたが、寒さの質が違います。
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本日の終点は下諏訪駅です。
諏訪に入りました。この”中山道”はマニアのなかでちょっとした有名な”中山道”です。
狭い!のです。雰囲気ある土蔵と駐車場のフェンスの間の約1m幅。
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抜けてから振返りました。
案内板もあり・・間違いではありません。往時はもっと広かったと思いますが・・
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砥川です。先ほどの狭い中山道から国道20号線の”富士見橋”から撮りました。
山々の水を集め、諏訪湖に流れ込みます。
諏訪湖からは天竜川となってy21の故郷である浜松で太平洋は遠州灘に流れこみます。
 
下諏訪から中央線で名古屋に出て、東海道線に乗り換え浜松に向います。
病気の父を見舞って、明日横浜に戻ります。
 
次回は3月の連休を使い、この続きを歩きたいと思います。
一泊二日で諏訪から佐久平に抜けます。
峠にはまだ雪が残っていることでしょう。今回忘れたスパッツは必携です。