晩上好!
今日は鎌倉古道の上道の続きを歩きました。
y21の鎌倉古道探索は以前に述べさせていただいたとおり、派が善次郎先生の著書「旧鎌倉街道探索の旅」をベースに行っています。
この本は1978年に”さきたま双書”から出版されましたが、30年超の年月はすっかり道の姿を変えてしまってます。
この辺は源頼朝の協力者であった飯田氏の所領でした・・ということは以前にお伝えしました。
古道は境川に沿って北上します。
下飯田町から瀬谷にかけては、境川沿いの肥沃な土壌を活用した農業が盛んで、立派な構えのお屋敷が多く見られます。
長屋門のお宅がありました・・
「下飯田の左馬神社」です。
神社の前には庚申道標があります。
左馬神社の前の道です。これからの道程を期待させてくれます。
この地域は大木の中を古道が延びます。
指定銘木のケヤキです。
後ろに邸宅の門の瓦が見えますが・・大邸宅です。
つつじに埋もれるように立って居ます。
瀬谷銀行跡です。
瀬谷銀行?養蚕や製糸業が盛んであった明治40年にこの地に誕生、その後30年に渡ってこの地の産業振興に寄与したと書かれていました。
一方、横浜市の西端のこの地域も、農業がいまだ盛んとは言え、開発が進んでおり、道路の拡張・造成で居場所のなくなった石碑の類が近くの寺社に移設され大切にされているようでした。
妙光寺は日蓮上人が一泊した寺として有名です。一泊した際に、当寺の住職が日蓮上人の説法に感銘し、宗派を変えて現在に至ります。日蓮上人は身延山から池上本門寺に行く際に足柄峠を越えて相州に入り、この寺に一泊したのです。弘安五年(1283年)のことでした。