I先生と金石碑

おはようございます。
I先生・・昨日の続きです。
I先生の「記録史料学」で先々週に上野公園~谷中墓地のフィールドワークが行われたことは昨日も述べたところです。その様子を4回にわたって紹介しました。
上野公園→寛永寺→谷中墓地が凡そのコースでしたが、フィールドワークの最後、谷中墓地の顕彰碑については紹介していませんでした。
普段は大きな墓地に行くことがなく、行ったとしても意識して顕彰碑をみることがない、そもそも在ることすら意識していません。
I先生の講義やフィールドワークでの解説から意識してみてみると、谷中墓地にはこのような顕彰碑がとても多いことに気がつきます。
それだけ著名人が眠っているとのことなのでしょう。
そのなかでy21の記憶にのこっているのがこちら。

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重野安繹(やすつぐ)博士の顕彰碑です。
I先生からは「歴史を学ぶみなさんが知っておくべき人物」と説明をうけました。
明治前期にはめずらしいく考証を重視し、日本の歴史学の基礎を築きました。文部省に勤め、「大日本編年史」などの修史事業に専念した、明治21年には東京大学教授を兼ね、翌年貴族院議員にもなりました。
日本初の文学博士でもあります。

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「紀尾井坂の変」で大久保利通を暗殺した島田一郎ほか6名の墓
 
谷中墓地は目指す顕彰碑や墓碑の場所だけでなく、その人物の予習が必要です。
重野博士の顕彰碑はもう一度訪れてみたいです。