寒い一日、今年最後の横浜市歴史博物館です。

24日のクリスマスイブに痛飲・・昨日は、一日中部屋に引きこもって、仕事をしていました。
冬らしい寒さになりってきました。
週間天気予報では大晦日から元日にかけて寒い日が続くそうです。寒い中のご来光や初詣・・背筋がピン!となる感じがして好きです。
 
さて”休暇明け?”の今日26日は、今年最後の横浜市歴史博物館です。
「平成22年度横浜市指定・登録文化財展」をやっています(~1月10日)。入場料は無料。
平成21年度と22年度に新たに指定された文化財のうち、彫刻4体が公開されています。
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 ・木造菩薩立像(平安時代中期/南区光明寺)
 ・木造大日如来坐像(鎌倉時代前期/金沢区龍華寺)
 ・阿弥陀如来及び両脇侍像3躯(鎌倉時代初頭/金沢区宝蔵院)
 ・木造阿弥陀如来及び両脇侍立像3躯(鎌倉時代後期/栄区正安寺)
です。
横歴はセミナーへの参加や企画展の見学など、かなりの回数通いました。今日は、過去に横歴で出版された冊子や資料が割引価格で販売されており、紀要含めて3冊購入。お値打ちでした!
 
市営地下鉄(ブルーライン)で関内に戻り、日本郵船歴史博物館に立ち寄りました。
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11月26日に写したものです。
たっぷり一時間・・とても内容の濃い博物館です。館内は撮影禁止。重厚感のある内部をご紹介できないのは残念です。
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玄関内はこのような感じです。
わが国が貿易立国として歩んで行く海運業の歴史がわかりやすく展示、説明されています。
日本郵船誕生や海外定期航路の開拓に関するコーナーなどは説明のビデオを2回も見てしまいました。
岩崎弥太郎率いる「三菱」とその打倒を目論む「共同運輸」との争い・・歴史好きにはたまりません。
たっぷりと時間をかけたあと、象の鼻パークでお弁当(いつもの手作り)を広げます。
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日本郵船の飛鳥Ⅱが大桟橋に停泊していました。
10分ほど前に、博物館でクルージングの紹介を見たばかりでした。いつかは・・夢見ますね。
手前の桟橋は象の鼻(東桟橋/イギリス桟橋)です。
安政5年(1858年)に修好通商条約が結ばれ、翌年横浜港が開港すると、港には東波止場(イギリス波止場)と西波止場(税関波止場)の二つの波止場が作られました。
その東波止場が時代とともに少しずつ形を変え、現在の象の鼻の原型となりました。
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横浜市港湾局hpより・・
 
現在の象の鼻は関東大震災後に復旧された形がベースになっており、震災で崩れた石を再利用している箇所があります。この象の鼻から見た景色も横浜っぽくてお気に入りです。
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象の鼻からみなとみらい方面です。
 
神奈川県立歴史博物館(旧横浜正金銀行)に行く予定でしたが、日本郵船で時間を使ったので次回の楽しみとし、歴史的建造物を訪れました。
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横浜市第二合同庁舎です。
旧建物は大正15年に建てられ、平成5年に復元されました。この建物は「生糸検査所」でした。前の通りは馬車道~吉田橋~横浜道~八王子道と続く「絹の道」なのです。
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重厚感がなんとも言えません・・
写真を撮り終えて、ふと裏手の駐車場方向を見ると・・
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古いたてものが安全鋼板に囲まれて残っていました。
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近くで見てみると、「生糸検査場」的雰囲気があります。復元された第二合同庁舎とはまた違った歴史の重みが感じられます。
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もう一棟は「北仲BLICK」・・新たな横浜文化の発信基地として再開発が進んでいます。帝蚕倉庫株式会社の旧本社社屋です。
何と!三棟残っていた倉庫(現在は一棟のみ)赤レンガを有償配布したり、見学会があったり・・というイベントがあったようです。残念・・
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北仲BLICKの玄関扉の郵便受けです。
左から右です。
風が強くなってきました。
北仲BLICKの反対側にある旧横浜銀行本店別館(元第一銀行横浜支店)を見て、帰路につきました。
 
ここのところ、古道ウォーキングから遠ざかってます。
セミナー続きで・・が言い訳なのですが、年末(30日)は柏尾大山道を歩こうと思ってます。地図をトレース中です。
横浜市を基点にした街道の主なものはこれで終わりです。柏尾の道標から伊勢原市下糟屋まで。矢倉沢往還
の合流点まで・・約26キロです。
 
これが今年の歩き収めになりそうです。