よこはま:海岸通り

おはようございます。
横浜公園から延びる日本大通りの終点に建っている、横浜海洋会館です。海岸通りに港町らしい雰囲気をもつ建物ですが、他の「歴史的建造物」に比べて注目度はかなり低いです。
昭和4年に大倉商事(横浜出張所)のビルとして建てられました。設計・施工は系列会社の大倉土木。現在の大成建設です。
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遠くに横浜税関本関庁舎「クイーンの塔」が見えます。ビルが途切れたところから右側(海側)は「象の鼻パーク」と言われ、公園として整備されています。この公園からは大桟橋の様子(運が良いと大型客船が着岸しています)や赤レンガ、みなとみらい地区の姿が一望できる・・お勧めの場所です。
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「象の鼻パーク」は開港間もなく横浜港の「イギリス波止場(東波止場)」と「西波止場」として造られました。のちに今のような形状に変わりました。
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                            (上記2枚は横浜開港資料館のホームページから転載)
初代横浜駅(現在のJR桜木町駅)から赤レンガ倉庫からこの場所まで貨物の引込み線が伸び、保税倉庫などがありました。公園には当時使用していた転車台(公園整備造成時に発掘された)の見学もできます。
個人的には、ビルの1階(シルクセンター側・・写真の右側)にあるスカンジアという北欧料理のお店(のランチ)もお勧めです。ビールをいただきながら美味しいランチに舌づつみ。象の鼻パークや日本大通り周辺のぶらり歩き・・至極の時間です。
次回は最終回。開港資料館の紹介です。