尽きない史料への想い

おはようございます。
日曜日に横浜開港資料館に行って、同館収蔵の資料の転載申請をしてきました。もちろんy21修士論文への・・です。
修士論文が市大の図書館に開架され、また2016年度の研究紀要にも掲載されることから、このような手続きに齟齬や不足があってはなりません(当たり前のことですが・・)。
一次資料の実物を改めてみてみると、その迫力に圧倒されそうになります。市史資料室のH先生からは、テーマが難しいこと、それだけにこの資料を読み解こうとする試みはこれまで行われてこなかったことなどを伺いました。もちろん、江戸末期から明治初期にかけての横浜は生糸貿易を中心に経済活動に研究の重心がおかれてきたことから、y21のテーマである文化活動という切り口で扱われることがなかったのでしょう。
今回の経験では「研究」することの難しさを知ることができました。学士論文は先行研究を参考に、それを体系的に整理しながら自身の見解にまとめていくということで進めましたが、修士論文は初出(y21の研究テーマの対象として)の一次資料を自分で読み解き、それを論旨展開していくという試みでした。この違いに「研究者」としてのy21の素養が全く追いついていなかったということだと思います。
H先生からはテーマとしての目の付けどころを評価いただきました。これまでの研究で不足している点、総花的になってしまった点などを考え合わせながら、自分なりに進めてみたいと思いました。一次資料の魅力に引き戻された感じです。
週末にテレビを見ながらゴロゴロすることは性分ではないので、また図書館や歴史博物館通いをすることにしましょう。