今日は横浜市都市発展記念館です!

今日は予定通り、横浜市都市発展記念館の企画展「横浜にチンチン電車が走った時代」に行ってきました。
 
横浜市都市発展記念館のある建物は“みなとみらい線日本大通り駅の上にありますが、その建物は「旧横浜市外電話局」で、横浜市認定歴史的建造物に指定されています。
昭和4年に建造されました。
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写真の奥。茶色の建物が「旧横浜市外電話局」です。
手前の建物は・・これも認定歴史的建造物の「旧横浜商工奨励館」です。現在は横浜情報文化センターになっています。
こちらも昭和4年に建造されました。関東大震災後の横浜商工業界の復興を図る目的で、横浜市によって建造されたものです。
 
「旧横浜市外電話局」と「旧横浜商工奨励館」の二つの認定歴史的建造物は日本大通と本町通にLの字で面しています。
その裏庭は駐車場になっていますが、その一角にこれも認定歴史的建造物(土木部門)の「旧居留地消防隊地下貯水槽」があります。
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この貯水槽は明治4年~32年まで、ここを本拠地とした居留地消防隊の防火水槽として建造されたものでした。貯水槽としては昭和47年まで使用されていました。その後も、日本初の消防車(大正3)や救急車(昭和8)が配置されるなど、日本における近代消防ゆかりの地です(説明板抜粋)
 
裏庭には、他にも・・
煉瓦造下水道
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明治10年代に日本大通と海岸通りが交差する位置に築造された煉瓦造下水道マンホールに接続していたもので、平成13年に出土しました。
 
もうひとつ・・
日本初の瓦斯管(鋳鉄管)
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明治5年、日本最初の瓦斯事業を興した横浜瓦斯会社の施設が建っていた、市立本町小学校の校庭から平成14年に出土したものです。この管を通って横浜のまちにガスが供給されました。
 
さて、都市発展記念館の企画展です。
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「横浜にチンチン電車が走った時代」は横浜市域中心に徐々に張り巡らされていく路面電車と、その最盛期から自動車交通の増大による廃止までを、多くの資料の展示により丁寧に紹介しています。
横浜市電の廃止から今年で40年・・
鹿児島や熊本、広島に岡山・・と路面電車がいまだに活躍する都市への出張することが多いのですが、その光景にノスタルジーを感じます。
市電保存館にでも行ってみようか!などと思いました。また、市電が通っていた道を当時の写真を片手にあるいてみるのも良いかな?と・・
横浜市都市発展記念館は、関東大震災前後から現在に至るまでの横浜市域の発展の歴史を中心に展示を行なっている博物館です。
とても良い展示を行なっているのですが、横浜市歴史博物館や開港資料館に比べて、訪れる人が少ないような気がします。
最近、横浜市の博物館や図書館では多くの関連イヴェントを行なっています。
私は手作り感のある、横浜市博物三館に市史資料室を加えたこれらの施設の取組を心から応援したいと思います。
 
帰りに南図書館に立ち寄りました。慶應通教の「国語学」の資料の閲覧が目的です。『日本国語大辞典』の第二版です。
南図書館の会議室では開港時の横浜村に関する資料展が行なわれていました。資料をカラーコピーしたパネル展示が中心なのですが、住民が地域の歴史に興味を持つための小さきっかけになれば・・と思い、企画されたのでしょう。
 
明日、会社の近くにある郵便局で、学費の払い込み・メディア授業の申込みとテキストの購入、それから昨日UPさせた「改訂・日本史概説Ⅰ」の第二回のレポートを提出してきます。