横浜市大大学院で歴史を学ぶ~y21の私見(その4)

おはようございます。
昨日、『国際文化研究紀要』第24号用の原稿を提出しました。横浜市立大学の教務担当あてにメールに添付する形での提出となりました。
日曜日の朝、八景キャンパスは春真っ盛りでした!
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M先生のご指導もいただき、何とか自分自身でも納得のいく論文になったと思います。
とはいえ、y21の研究内容のほんの一部のテーマを切り取り、2万字換算のページ数にまとめなくてはならないことから、「言いたいこと」「書きたいこと」をバッサバッサとそぎ落とすことになりました。
さて、このようにして最後は(自分としては)納得のいく論文で締めることができた、横浜市立大学修士課程でしたが、今後の研究についてどのように進めていくべきか?をM先生にも相談させていただきました。
その様子は、以前にも紹介したとおりですが、結論としてはy21の研究を横浜市立大学で進めていくことは難しいであろうとのことでした。y21私見(その1)で記したとおり、都市社会文化研究科でも日本(横浜)の近世史は学べるとのことでしたが、後期過程(博士)では難しいということなのでしょう。
その理由は・・
1)学際的な教育指導方針から幅広く学ぶことができる反面、さらに専門的な研究を進めることにおいては日本近世史の環境が整っていない。
2)ご担当(専門は若干異なるが)のM教授は後期課程の指導資格を有していない。
3横浜市立大学は国際人を育成する、まちづくりで横浜に貢献するなどいくつかの軸があるが、歴史はそこに含まれていない(教養という意味においては教育プログラムの中に組み込まれているが・・)。
4)以上の理由から、歴史に軸をおき深く研究を進める院生がいない。
ということのようでした。
一方で、M教授をもとより、研究を進めるうえで大変お世話になった市史資料室のH先生からも、y21の研究テーマはこれまで真正面からとりあげられたことがないから続けるべきだ・・とのお話しもいただきました。
また、先行研究を漁りレポート課題を課したり、新たな資料の発見があったり・・と研究に対する意欲萎えることがありません。
というわけで、明日の私見(その5)は今後の方針について述べたいと思います。