昨日のフィールドワーク

おはようございます。
これから名古屋に向かいます。営業所での打合せを午前中に済ませて、午後から仕入先のショウルームと工場見学です。その後に会食・・というスケジュール。
さて、昨日のフィールドワークについてです。
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三宝寺さんです。大熊弁玉に関する展示史料を拝見に行ってきました。大倉山精神文化研究所の客員学芸員をされているM先生から、一昨年に新聞の記事をいただいておりましたが、そのままになっていました。
大熊弁玉は江戸時代、嘉永年間に江戸から横浜に移り住み、三宝寺の住職を務めながら、和歌や狂歌を能くしその指導にもあたっていました。
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三宝寺は青木橋京急神奈川駅の反対側に渡り、右手の坂道を登りきったところにあります。
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その手前には、開港直後にアメリカ領事館が置かれた本覚寺さんがあります。後ろを振り返ると・・
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当時は眼下の東海道の向こう側に海が広がるというロケーションで、三宝寺の弁玉は開港に変わりゆく横浜の姿を多くの歌に詠みました。『由良牟呂』という歌集があります。

私の研究に間接的に関りがあり、ある史料の分析をしているなかで、ヒントとなる史料があれば・・と、昨日訪問したのでした。残念ながら、お目当ての史料はありませんでしたが、ご住職さんともお話しができ、よい勉強ができました。