秋分の日の昨日、県博セミナーは最終回でした。

秋分の日の昨日。
横浜もすっかり秋らしい、涼しい陽気でした。先週後半に出張で訪れていた福岡や岡山はすでに30度を切っていましたが、横浜など東日本はまだ暑い陽気が続いていました。
 
さて、昨日は神奈川県立歴史博物館の企画展関連講座の最終回でした。
夢窓疎石と京都の禅宗文化」をテーマに、花園大学の西山先生の講座でした。特に夢窓疎石建武中興から室町幕府の関係、中国禅宗の影響など、大変興味深い内容でした。
慶應通教の卒論テーマに関連する(予定)の内容でもあり、今後しっかりと勉強したいと思いました。
 
三週間にわたる講座でした。
横歴(横浜市)と県博(神奈川県)の二つの講座をこの二ヶ月で受講しました。また、ここ数年多くの歴史講座を受講。それこそ、少しでも興味がある内容は片っ端から・・という節操の無さに我ながら呆れることもありますが、せっかくのチャンスなのです。これからも貪欲に参加したいと思います。
前にも紹介しましたが、県博は馬車道沿いにあります。
講座の第一回のご紹介の時には、県博の建物(横浜正金銀行本店)、第二回では馬車道のガス燈(モニュメント)をご紹介しました。
馬車道は諸外国との交易窓口()へ繋がる道として大変に賑わいました。
往時がしのばれる建造物がたくさんあります。
三回シリーズの講座。本日は最終日でした。
今回はその歴史的建造物についてのご紹介です。
  
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まず、旧川崎銀行横浜支店(日本興亜馬車道ビル)です。
大正11年に建てられた、当時は三階建てのビルでした。当時の建物の外観を残して、平成元年に新しいビルに生まれ変わりました。
 
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エントランスです。最近ではこのように古い部分を残した建替え事例は多く見られますが、このビルが先駆的なようです。
 
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次に県博の斜め前にある、旧東京海上火災保険ビル(馬車道大津ビル)です。昭和11年に建てられました。写真では解りにくいのですが、壁面を様々な張り方のタイルで覆った、アール・デコ特有のスタイルが素敵です。
 
 
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エントランスもシンプルです。
その、隣にあるのが重厚感たっぷりの旧富士銀行横浜支店(東京芸術大学横浜分室)です。昭和4年に建てられました。元安田銀行横浜支店と言ったほうがよいかもしれません。
 
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ドリス式オーダーの柱とルスティカ積の外壁がこの建物に重厚感をもたらしていますが、安田銀行は大正末期から昭和初期にかけて、ほぼ同じスタイルで各地の支店を建造しているようです。
 
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エントランスには東京藝術大学と刻まれています。
 
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本町通りを渡ると旧生糸検査所(現横浜第二合同庁舎)です。大正15年に建てられました。
耐久性の問題から解体されましたが、平成5年に極力当時の状態に復元させることに成功しました。
 
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エントランスの上にある蚕の成虫をモチーフにした紋章が素敵です。
 
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そして、最後に旧横浜正金銀行本店本館。現在の神奈川県立歴史博物館です。
キング(県庁)やジャック(横浜市開港記念館)と並ぶ、横浜を代表する近代建築です。
国指定の重要文化財です。
 
三回の県博講座が終わりました。
ところが、相変わらずのダボはぜぶりで、すでに10月から11月いっぱいかけて行われる「中世都市鎌倉をさぐる」という連続講座(5)を申し込んでいます。
世界遺産登録推進3館連携特別展「武家の古都・鎌倉」の関連講座です。競争率はかなり高いようですが、楽しみに吉報を待ちたいと思います。
ちなみに3館とは、県博と神奈川県立金沢文庫、鎌倉国宝館です。金沢文庫では『鎌倉興隆-金澤文庫とその時代-』、鎌倉国宝館では『古都鎌倉と武家社会』そして、県博では『再発見!鎌倉の中世』と題した展示が行われます。
 
そうそう・・
本日の慶應通教です。
放送英語(リーディング)の要点整理と東洋史特殊の勉強をします。
放送英語(リーディング)は先週済ませた、出題箇所(短編小説)2作品のうちの残り1作品分。東洋史特殊はレポートC通過のリベンジです。
試験ではA・・獲ります!!