神奈川県立歴史博物館の企画展講座に行ってきました。

木曜日から一泊二日の出張でした。
名古屋→静岡と営業所・取引先をまわり、昨晩、最終の新幹線で帰ってきました。
二日連続で夜の会食があり、それなりにアルコールも頂きましたので、今朝の起床はやや遅め。10月度科目試験に向けて、「東洋史特殊」の要点整理をしなくてはならないのですが、なかなかエンジンがかかりません。
それでも、過去問を半分と少し。
あと、過去問に取りあげられていない内容も含めて、明日中には終わらせてしまいたいところです。
というか・・終わらせます。
というのも、再来週から科目試験のある10月の第二週まで、出張予定が結構入っており、落ち着いて勉強できる状況ではありません。今のうちに、テキスト精読と要点整理は仕上げてしまいたいのです。
 
そのような状況ではありましたが、午後からは予定通り「神奈川県立歴史博物館」に行ってきました。
企画展「夢窓疎石と鎌倉禅宗文化」の関連講座。三日間講座の第一回です。
 
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神奈川県歴史博物館は馬車道沿いにあります。
 
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吉田橋です。
この橋で関内と関外に分かれます。安政六年横浜開港に伴い、幕府は東海道から横浜港へ繋がる横浜道を開きました。交易が盛んになるにつれて、この地の治安を図るために幕府は吉田橋のたもとに関門を置き、武士や町人の出入りを取り締まりました。
明治2年に橋は鉄の橋に架け替えられ、日本初のトラス鉄橋でした。
 
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JRの高架をくぐると馬車道です。
左には創業天保十年の「泉平」さんが見えます。いなり寿司は私の大好物であります!
 
三回シリーズの講座の間、馬車道を少しご紹介したいと思います。
というのも、馬車道沿いには日本大通や本町通りと同じように、歴史的な建造物がとても多いのです。
 
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神奈川県立歴史博物館です。
横浜正金銀行本店本館です。明治37年に建てられたバロック調の建造物です。
 
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エントランスです。
重厚な外観とマッチする素敵な佇まいです。ここに来るのは何度目?というくらい足を運んでいるのですが、何度伺っても素敵です。
 
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さて、第一回の講座は東京大学の山家先生による「鎌倉周辺における夢窓疎石~支えた人々と寺庵のその後」です。
夢窓疎石は建治元年に伊勢で生まれ、その後、甲斐に移りました。20歳代の修行時代、その後30歳から40歳代に全国を遍歴し、50歳代になって鎌倉にて住持しました。
元徳二年の56歳の時には、甲斐に恵林寺を開きました。
 
卒論のテーマに・・と考えている内容に関係があると思って受講しました。
テーマの深さと自分の無知さ加減を思い知らされた感じです。
よい講義でした。
あと二回です。がんばって知見を深めたいと思います。
 
明日は、横浜市歴史博物館です。
こちらも企画展「生麦事件」の関連講座です。試験勉強の時間が足りないですが、これもながい眼で見れば“勉強”でしょ?と自身を納得させていってきます。