三泊四日の中山道は二日目です!

昨晩は江戸時代の建物をそのままに旅館を営まれておられる「本亭旅館」さんにお世話になりました。
古い佇まいが心地よいお宿でした。おもてなしもとてもうれしかったです。
今回の中山道も多くの出会いがあります。
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まずは・・春の信州路との出会いです。
横浜は春から初夏の陽気です。街も華やかになってきました。
信州路は桜がまだ咲いています。春の装いをまとっています。
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和田宿から長久保宿に向う途中で田おこしをされていました。鯉のぼりも見えます。
隣の畑では、お孫さんでしょうか?お手伝いをしています。
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田おこしの水田の横には長屋門が立派なお宅です。長屋門前の桜も花びらを散らしながらもまだがんばっていました。
里山の風景です。
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長久保宿を過ぎるといよいよ笠取峠となります。
昨日の和田峠越えでキツい思いをし、いささか自信喪失気味でした。笠取峠への本格的な上りが始まる手前に松尾神社の桜です。
清流の流れと、お社とのコントラストが素敵です。
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笠取峠を下ると松並木が続きます。土地の皆さんに大切に保存されてきました。
私も途中にある公園で小休憩をとりましたが、トイレをはじめ公園の掃除がボランティアで行われていました。
今日は日差しが強く、松並木の木陰を心地よく歩くことが出来ました。
この地点で約13キロ・・だいぶキツくなってきましたが、まだ半分以上の距離が残っているのです・・
昨日の和田峠・・これが効いてます。
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八幡宿の手前、田おこし越しの浅間山です。
今日は和田宿から高度をどんどん下げて歩く行程でした。多くの田がようやく田おこしに取り掛かったところでしょうか?沢山の春と出会うことができました。
 
もう一つ・・道祖神との出会いです。
多くの道祖神の中で、素敵だな~と感じたものを紹介しましょう。道祖神にランクをつけては明日からの行程でバチがあたりそうですが・・
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瓜生坂の手前に祀られていた道祖神です。
瓜生坂は今日の行程のなかで、笠取峠に次ぐ厳しい道でした。峠や坂の前後で旅人の安全を祈り、また、がんばる力を与えてくれます。
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もう一つは百沢の道祖神です。「祝言道祖神」との説明書きがあります。長野県安曇野地方で発生した道祖神で宮廷貴族の装いをした男女が酒を酌み交す華麗な祝言像です。
発生地の安曇野にも今では類例が残っていないようです。
 
さて・・今日はもう一つの”素敵な”出会いがありました。
長久保宿の一服処濱屋での出会いです。江戸時代後期の建物を活用し、旅人の休憩所と資料館となっています。地元のご婦人の方々がボランティアで掃除やおもてなしをされているようです。
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ちょうど、掃除をすませてそれこそ一服のお茶を・・というタイミングでトイレを借りに入りました。
「一緒にお茶にしましょう・・」とお声かけをいただき、座に加わりました。
お手製のこごみの胡麻和えや山菜のお漬物をいただきました。
帰りに「道中で・・」とジュースとお菓子もいただきました。
素敵な出会いでした。ブログに載せたいので(ブログの意味が通じたかは?ですが)と写真を撮りました。
みなさん・・すみません。逆光でやさしいお顔がよくみえません。
今年は山が色づくのが遅いとおっしゃってました。「いつもの年だとちょうど新緑が綺麗なのに・・せっかく和田峠から大変な思いをして歩いてきたのに残念だね~」
やさしい皆さんのおもてなし・・残念どころか、最高です。
 
さて、明日は岩田村宿から軽井沢宿まで。約20キロです。短い距離なので不安は無いですが、足の具合が少し気になるところです。
明日の出会いを楽しみに・・・