おはようございます。
少し前に日経新聞の終面【文化】10回シリーズの「映える浮世絵十選」でした。
第一回は北斎の「冨岳三十六景」から「凱風快晴(赤富士)」でした。
最終回は同じシリーズから「「神奈川沖浪裏」かな~」などの考えていましたが、玉英の「江戸橋郵便局真景」でした。
右奥に富士山が描かれています。
映えるポイントは「空がどぎついほどに赤く彩られている点」とのことです。
明治にはいり、それまで高額だった紅色の絵の具にとってかわり、西洋から輸入された安価で鮮やかな赤い絵の具がつかわれ、「文明開化」を象徴する建物の背景に多く使われました。
明治の人びとにとって「映える」色彩でした。
1891(明治24)年の作とあります。
美術史に詳しくないy21ですが、研究テーマに関連することも少なくないことから、少し調べてみようと思います。
さて、肝心の「富士山」ですが、広重の「江戸名所百景」も含めて3回登場しています。