県博「夢窓疎石と鎌倉禅宗文化」講座第二回です

この週末は三連休です。
今年は三連休の不作年だと会社の部下が言っていました。特に上半期は少なく、ゴールデンウィークや夏休みを除けば、1月だけ。今年に入って、1月と7月に続いて三回目とのことです。
それにしても、ここのところ平日に会食が多く、お酒が強くない私には、この暑さと相まってとても堪えます。
来週は水曜日から福岡→岡山→大阪と出張。出張前日の火曜日もあわせて、全て会食あり・・と、体調の管理が大変です。
 
昨晩も・・でした。
結果、今朝は体が重くなかなか起きることが出来ませんでしたが、それでも7時過ぎに起床。部屋の掃除をして、慶應通教のメディア英語(リーディング)のレポート課題を半分ヤッツケました。残りはこの休み中に終わらせて、1031日締切ですが、早々に投函してしまおうと思います。10月に入ると科目試験勉強の追い込み、それに夜間スクーリングも始まります。
 
さて、昼食をすませて神奈川県立歴史博物館の企画展「夢窓疎石と鎌倉禅宗文化」関連講座の二回目に行ってきました。期間中は三週連続で馬車道に通うことになります。
 
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馬車道は明治5年に日本で始めてガス燈が灯されたことで有名です。
 
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このようなおしゃれなガス燈が馬車道沿いに並んでいます。
が、その中に、英国のガス燈が4基立てられています。これは、馬車道を整備したときに往時に思いを馳せて、東京ガスによって立てられたようです。
  
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吉田橋を渡り関内に入るとまず、トラファルガー広場のガス燈です。
 
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そして、英国国会議事堂のガス燈
 
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県立歴史博物館前には、シェフィールドパークのガス燈
 
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最後の四つ目は、ビクトリアタワーのガス燈です。後ろにある建物は旧富士銀行横浜支店、現在は東京芸術大学の横浜分室です。
 
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4基のイギリスからのガス燈の他に、個人が所有されているガス燈が立っています。
「明治5年高島嘉右衛門とフランス人技師アンリ・プレグランの努力によって、馬車道の他、神奈川県庁付近、大江橋、本町通に十数基のガス燈がともされました。人々はその明るさに驚き「切支丹の魔法」だと噂しました。ガス燈の光すなわち「文明の光」でした。このガス燈は個人所有のものです。」と説明板にあります。
 
開港当時から、この馬車道東海道と横浜港を結ぶ、交易品輸送の大動脈でした。
多くの牛馬が行き交ったことでしょう・・
 
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馬車道を挟んで、県立歴史博物館の対面には「牛馬飲水」そうがありました。この辺りを整備したときにこの地にモニュメントとしてもってきたものと思いますが、近くの馬車道十番館においてあるものは、大正5年に鶴見の八幡橋際にあったものとのことです。そのほか、生糸検査場や高島駅、久保山などに置かれていました。
 
 
さて、肝心の県博講座ですが、円覚寺218世の横田南零管長の講義『夢窓国師の禅風』でした。
夢窓国師の生涯とその禅風(考え方)について、夢窓国師語録や南禅寺入寺法語などの史料(漢文の読み下し)を用いて、解りやすく解説いただきました。
鎌倉幕府の仏教であった鎌倉禅宗はその後、建武中興期や室町期になっても続いていることを、夢窓国師の考え方と照らし合わせながらの説明でした。
 
県博講座Ⅱ「中世都市鎌倉をさぐる」のパンフレットをいただいてきました。
こちらも興味深い内容です。
間違いなく、申し込みが多く当選はきびしそうですが、早速申し込んでみたいと思います。
こちらは県博の学芸員の先生を中心に5回シリーズです。