「中華義荘」のこと(京浜歴科研「歴史を歩く会」)

おはようございます。

日曜日の京浜歴科研「歴史を歩く会」のコースは、

集合:元町中華街駅

アメリカ山公園→山手外国人墓地→(横浜測候所〈現地方気象台〉)➣昨日の報告

そして…

エリスマン邸→べーリック・ホール→カトリック山手教会→山手イタリア山庭園・ブラフ18番館・外交官の家→中国人墓地・地蔵王廟→根岸森林公園(根岸競馬場跡)・馬の博物館

でした。

それぞれ(特に洋館)はwebにたくさんの情報がアップされているので、y21がとても興味をもったことを数回にわたり紹介します。

まず、知らなかった(歴科研ならでは)こと「中国人墓地・地蔵王廟」です。

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5000人以上の中国華僑が埋葬されている墓地を「中華義荘」と言い、その中心がこの「地蔵王廟」になります。

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横浜開港で西洋人の通訳や苦力として日本にやってきた中国人は、はじめ山手の外国人墓地に埋葬されていましたが、明治25(1892)年にこの地に墓地が作られました。

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中庭を囲むようにしてレンガの壁が積まれています。

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建築当初は居留地特有の「ジェラール瓦」で屋根が葺かれていたそうです。

正門の両脇には「慈雲照五嶽」「佛像奇扶桑」と書かれた聯(れん)が掛けられています。

奥側には関東大震災の犠牲者を祀った合祀墓もみられます。

始めて参加した「歴史を歩く会」ですが、よい勉強になりました。

祝日の今日は9時からwebで「市民文化研究会」。

あとは書斎に籠ります。

夜は「日本近代史演習Ⅱ」…こちらもweb参加です。