春の連休・・桑名の渡しから鈴鹿峠まで歩きました

一月に宮の渡しまで歩きました。
今回の三連休。前半の二日を使って、桑名の渡しから鈴鹿峠の手前まで歩きました。
往時は海上七里(宮の渡し~桑名の渡し)で国境を越えますが、現代は陸路(近鉄名古屋線)で三重県に入りました。
イメージ 1
桑名宿はとにかく”お寺と和菓子”です。多くのお寺と和菓子屋(蛤のしぐれ煮屋も)が旧街道に並びます。
途中の光徳寺では桜が満開です。
このブログを更新している22日に東京で開花宣言がありました。ずいぶんと早咲きです。
イメージ 2
東海道を西上して感じることは、進むにつれて”歴史の厚み”が増していくということです。多くの人や文化の往来を感じる史跡が多くあります。
三重県東海道に加えて、伊勢神宮や大和への道があります。したがって、東海道中にも大きな街道との追分が多くみられました。
イメージ 3
これは関宿の東追分です。
鳥居の先に伊勢神宮への道が延びます。常夜燈も立派で、土地の方々が大切に保存されています。関宿には西追分もあります。そちらは大和道との分岐です。
先に進みすぎました。
一日目は桑名の渡しからがんばってJR関西線の井田川駅まで歩きました。二日目の天気が怪しいことと、JRの時刻表を横目で見ながらの行程です。
イメージ 4
薬師寺です。
石薬師宿の名前の由来となった古刹です。古く聖武天皇の時代に創建されたとのことです。
この後、庄野宿を経て井田川駅にたどり着きました。
 
二日目は前日夜半からの雨は上がりました。が・・黄砂の大襲来。風も強く、厳しい行程となりました。
時折”黄色い雨”が降り、黒色の合羽に黄色の斑点が・・
イメージ 5
往時のまま残る”野村一里塚”です。江戸日本橋から105里。よく歩きました!一里塚は榎が多いとのことですが、椋の巨木は珍しいようです。右側の塚が現存しています。
亀山・関・坂下の三宿亀山市下にあります。市を挙げて保存への取組みをされており、旅人にはありがたいです。
関宿の町並み。鈴鹿の山が見えます。
イメージ 6
今回の西行鈴鹿峠の手前まで歩きました。この町並みの先から鈴鹿峠への坂が始まります。国道一号線と交差しながら、鈴鹿川に沿って峠を目指します。
落ち着いた佇まいの沓掛集落を経て”鈴鹿馬子唄会館”が今回の終点です。
 
次回はゴールデンウィークを使って、いよいよ鈴鹿峠を越えます。近畿圏に入ります。
昨年の6月に始めた”旧東海道ウォーキング”ですが、あと70キロ強・・一気に京都(三条大橋)まで踏破しようと思います。「誕生日に三条大橋に立つ!」が目標でしたが、2ヵ月半前倒しできそうです。