弘明寺道を歩きました

昨日は新年度に向けての会議があり、出社・・というわけで、鎌倉古道ウォーキングは今日になりました。
もう春です。
歩いていると汗ばんでくるような陽気でした。
以前に歩いた鎌倉古道の下道と中道を結ぶ「弘明寺道」ですが、北向地蔵から餅井坂を経て日限地蔵尊で中道と繋がるルートと餅井坂から大岡川-日野川沿いをすりこばち坂(舞岡公園)にて中道に繋がるルートがあります。
前者は昨年末(12月30日)に歩きました。今回は後者です。
イメージ 1

餅井坂です。
前回は右ルート、今回は左です。右ルートは尾根道ですが、今回のルートは途中までは平坦な川沿いの道です。写真の右端に道標が見えます。
イメージ 2

大岡川です。川に掛かる青木橋から・・橋を渡ると青木神社があります。元々は川の手前にあったようですが、天明六年の大洪水で川の流れが変り、川向こうに残されたと書かれていました。鎌倉古道下道の本道にはほんの100mも離れていないです。
イメージ 3

途中から尾根道を行きます。やはりこのように尾根道は寸断されてます。寸断・・横浜環状二号線です。
環状二号線をわたると野庭地区です。
野庭地区は、横横道路、地下鉄操車場、野庭団地・・大きな造成開発がされた地区です。でも・・所々に往時の名残があります。下野庭神明社裏には庚申道標と地神塔がありました。庚申道標には天明七年 右かまくらみち 左ぐみょうじみち とあります。
イメージ 4


野庭団地を過ぎ、馬洗川を新政所橋を渡ると雰囲気が一気に変ります。
イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

横浜市港南区上永谷町です。庚申塔の前に広がる風景はのどか・・です。
芳賀先生の本にも記載されていたすりこばち坂への古道です。やはり尾根道を行きます。
イメージ 8


今回は宅地造成地区のトレースが非常に難しいルートでした。また、多くの時代が交錯していて、中世の古道であったのか?自信が持てなくなりました。
でも、気持ちが良いウォーキングでした。
帰り道、自宅の近くで庚申道標を見つけました。南区別所です。武州と相州の境ということが記されているようです。やはり尾根道・・すぐに「南図書館」へ行き、”南区の歴史”を借りてきました。
イメージ 9

次週は三連休。二日使って旧東海道を歩きます。桑名の渡し~鈴鹿峠です。