[歴史好きの東海道ウォーキング」(東海道ウォーキングの報告)

おはようございます。
東海道ウォーキング」がブームになって久しく、今回もときどき出会うことがあります。
途中、ランチで立ち寄るお店などでも「東海道ウォーキングですか?」と声をかけられることが少なくありません。
たとえば今回の三島宿~由比宿のルートでも、蒲原宿や由比宿では「東海道宿場町」で町おこしをしている様子がうかがわれます。
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由比宿の「由比本陣公園」です。
本陣跡地に歴史情緒たっぷりに当時の門構えをしつらえ、現在は公園として整備されています。
東海道ウォーキング」にはそれぞれの楽しみ方があると思います。
y21にとっての魅力はやはり「歴史」に触れる「東海道ウォーキング」ということになります。
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富士川を渡り旧岩淵村に入ると登録有形文化財(建造物)に指定された「小休本陣 常盤家」があります。常盤家は、渡船名主を務める家柄です。
部屋数も多く、奥の座敷「上段の間」は、格式の高い、大名などの賓客のみが休憩することができたそうです。
この旧岩淵村は、東海道吉原宿と蒲原宿の間に位置する「間宿(あいのしゅく)」で、その休憩施設「小休本陣」の役割も果たしていました。
実はy21の母はこの常盤家の大奥様とご懇意なそうで、女優の常盤貴子さんのご実家だということは母から聞きました。
常盤貴子さんのお父様のご実家とのご指摘をいただきました。ありがとうございました。)
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由比宿で見られた「せがい造りと下り懸魚(げぎょ)」です。
和船の両舵にある船棚(船がい)に似ていることから“せがい”といわれたようです。“懸魚”は平軒桁の両端が風雨によって腐食するのを防ぐために取り付けられました。花鳥などが彫られ、装飾も兼ねたもので、案内板には「由比の町並みに特に多くみられる」と書いてありました。
また、富士川に掛る鉄橋には「大正十二年 日本橋梁株式會社 製作 大阪」と刻まれたプレートをみることができました。
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残念ながら鉄製の梁などに刻まれている鉄鋼メーカーの刻印を見つけることはできませんでしたが、大正12年竣工の鉄橋にどこの国の、どこのメーカーの鋼材が使われたのか・・とても興味があります。
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この日本橋梁株式會社は、岩井商店(現・双日株式会社)の創業者である岩井勝次郎により設立されました。大正8年のことです。
慶長年間に東海道が整備され、その多くは今も幹線道路や生活道路として利用されている「400年超の歴史」が刻まれた“道”です。
前々回の「秋葉山常夜灯」、古くからのこる建造物など、y21の興味をそそるネタ満載の「東海道ウォーキング」です。
さて、今日はこれから横浜市立大学学術情報センター(図書館)→神奈川県立図書館・・と“図書館のハシゴ”です。
ところが天気予報では雪・・。
三連休なので、無理せず“ハシゴ”を外して、横市学情だけでもいいかな?・・と思っています。