新春ウォーキング会のこと 最終回

おはようございます。
「新春ウォーキング会」の最終回は、六浦の上行寺から金沢八景称名寺までの紹介です。
朝夷奈の切通しを下りきったところで全行程のおおよそ半分といったところでしょうか?
すこし退屈な環状4号線を、朝比奈から大道・・と歩きます。
途中右手に風化が進みそれがお地蔵様ということもわからなくなってしまっている「鼻欠け地蔵」、左手に小泉又次郎生誕の碑などを見ながら、上行寺を目指します。
そうです。小泉純一郎元首相の祖父にあたります。

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上行寺です。
ここで長めの休憩をとりました。
近くには中世の「やぐら」遺跡の上行寺東遺跡があります。
昭和59年のマンション建設の事前調査で発見されましたが、横浜市は遺跡について記された中世の文献がないことなどを理由に、マンション建設をみとめました。歴史研究者を中心に保存運動が盛り上がったことでも知られています。
横浜市開港資料館の斉藤先生は、この上行寺東遺跡が現存していたら、鎌倉と金沢の一帯は世界遺産に認定されていただろうとおっしゃっていたことを思い出しました。

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少し駆け足になりましたが、瀬戸神社の手前で国道16号線をわたり、旧金沢道を歩きました。

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称名寺の参道です。先に仁王門が見えます。
称名寺は北条氏の一族である金沢北条氏の祖、北条実時が開基しました。鎌倉幕府滅亡とともに金沢北条氏も滅び、以後寺運も衰退しましたが、江戸時代に入ると大幅な復興が実現し、現存する建物が作られました。
金堂前から阿字ヶ池ごしの仁王門です。この阿字ヶ池を中心とした浄土式庭園は、平安時代末期に盛んにつくられたようです。
トンネルをとおり金沢文庫へも・・と思いましたが、企画展の入館料800円が高い?結局、トイレを借りて反省会(金沢文庫駅近くの中華屋さん)へと急ぎました。
今回の「新春ウォーキング会」は22770歩で13.9kmでした。
次回は5月の中旬、中仙道の志村一里塚から日本橋まで歩く予定です。