「道中記を歩く」の続編です。

「道中記を歩く-平塚宿から大磯宿-」の続編・・失念しておりました。
業務がにわかに忙しくなり、すっかり「やることリスト」から抜け落ちていました。
慶應通信の科目試験のエントリーを投函すると、何故か忙しくなる・・気を引き締めていかなくては・・です。
 
さて「道中記を歩く」。
前回は大磯の老舗和菓子舗「新杵」さんで終わりました。
そのころになると、雨も降ってきて大急ぎで「鴫立庵」に向かいました。
 
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「鴫立庵」は西行法師の和歌
   こころなき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮 「新古今集
から名前をいただいた、俳諧道場です。
寛文四年(1664)、崇雪が草庵を建てたのが始まりで、その後元禄八年(1695)俳人大淀三千風が第一世庵主となり再興しました。
 
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ここも、神奈川県立歴史博物館の取り計らいで、お堂の扉が開放され、お像をしっかりと拝観することができました。
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円位堂は三千風によって建てられた、元禄時代の建造物が現存しています。お堂は茅葺の屋根で覆われ趣があります。
堂内の等身大西行法師の坐像です。
 
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法虎堂も三千風在庵の頃、江戸の吉原から寄進されたものと伝わります。お堂と共に寄進されたと伝わる、虎御前の木像です。19歳の頃の有髪僧体の虎御前です。
 
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歴代の庵主の句碑などを散策して、帰路につきました。
 
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どちらかと言うと、あまり集団行動が得意ではなく、知人・友人も多いほうではありません。
慶應通信も「慶友会」には参加していません。
講演会やセミナー以外、このようなイベントに参加するのは始めてです。
当日も参加された皆さんとほとんどお話しすることもなく、約2時間半の「道中記」を楽しんできました。
いろいろな知識・知見をお持ちの方もおられ、いろいろと勉強させていただきたい・・と思うのですが、ボチボチやっていきます。