時折雨脚が強い中鎌倉古道(間道)を歩きました

昨日3月6日は朝から雨天でしたが、二週間連続で「歩かない」のは精神衛生上も良くない!と中道と上道の間道を歩きました。
時折雨脚が強く、途中で撤収もよぎりましたが何とか鶴ヶ峰→本町田を完歩です。
鎌倉古道探索ウォーキングは・・
 ・中世、近世夫々の時代の道を歩き「歴史の厚み」を感じることの第一弾
 ・芳賀先生の「旧鎌倉街道探索の旅」を参考に現在の道にトレースすること
 ・地元横浜を中心に探索すること
を目的にはじめました。
下道、中道の主道は夫々多摩川まで踏破、次は上道です。
が・・その前に、中道と上道の間道を・・という訳です。

間道もいろいろあります(芳賀先生の調査内容は全てをトレースしたいと思ってます)。
今回は鶴ヶ峰~本町田です。

鶴ヶ峰二俣川古戦場跡です。
この地に立つのは三回目(雨→晴→雨)。中世史上も重要な地であるということ?でしょう・・
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古戦場跡を中道の主道(白根町方面)との分岐を駕籠塚へ向かいます。これが、上道への間道です。
駕籠塚は畠山重忠の内室が自害したと伝わります。
夫の危機に故郷(菅谷館:埼玉都幾川沿い)を発ったが、この地で敗戦と夫の自害を聞き、命を絶ちました。
駕籠塚は横浜市水道局の浄水場(西谷浄水場)の脇にあります。ここから古道は水道路と並走することになります。水道路は”ふるさと尾根道ルート”として整備されています。
やはり古道は尾根道を行くのです。
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水道路を歩くと、よこはま動物園(ズーラシア)にぶつかり、古道のトレースはそこで寸断されてしまいます。芳賀先生の著書(中道編)には都岡町、梅田谷町の古道の写真がありますが、ズーラシアになってしまいました。ここからが大変・・大きく迂回を古道のトレースに復帰しようとしましたが、道路とズーラシアの拡張(?)の造成で見つけ出せず断念。一旦バス道におりました。再度チャレンジし記録に残しておきたいと思います。開発の足音は近くまで迫ってます・・
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バス道に下ると・・水道路が地上を越えて伸びていきます・・トレース道よりだいぶ南側に下りてしまいました。
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古道は十日市場、長津田を経て成瀬に向けてトレースします。
途中、矢倉沢往還(大山道)と並走します。長津田に常夜灯がありました。上宿常夜灯は天保14年に秋葉山講中により建てられました。下宿の常夜灯も復元(一部は往時のもの)されています。
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東急とJRが交差する長津田駅を過ぎると成瀬です。
ここからは町田市。東光寺付近には地神塔が多く見られました。交通上の要所には東光寺という村落があるといいます。
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一次小降りとなった雨が午後になって再度本降りに様相・・都橋で恩田川を渡った古道は川沿いに本町田まで伸び、養運寺辺りで上道と合流します。
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